2018年 社長年頭挨拶

代表取締役 蓑田 常弘

明けましておめでとうございます。

今年のスタートは中国蘇州の寒山寺で過ごすことになりそうです。日本のNHKのゆく年くる年という年度替わりにかけて放送される恒例の番組でもよく「除夜の鐘」の中継がされることでも有名な古寺です。
中国には1999年に第1回目として、今回で約10回位は行っていますが、行く度に中国の発展ぶりには驚かされます。そして、なんだかんだ言っても日本よりも中国の方が勝っているところはたくさんあります。「13億人から15億人」と言われている人口はもちろんのこと、「愛国心」や「家族愛」や「個人としての生きるための熱量」…と数え上げればキリがありませんが、それだけ列挙しただけで、もうとても中国には勝てないことが解ります。

日本と中国の関係は歴史的に見ても地理的に見ても切っても切れない関係があります。追い詰められた北朝鮮の暴走については、今年の4月にアメリカ軍による直接攻撃があるのではないかという憶測が流れています。私は、政治については余り興味はありませんが、これらの差し迫った問題は好むと好まざるとに関わらず、私達日本人一人一人にも何らかの影響があると思われます。それらの解決の糸口として、日本政府の存在はとても小さいですが、もしそうなった時の日本への影響は、計り知れない位大きいと思われます。それもプラスの影響ではなく限りなくマイナスの影響だと思います。

安倍政権が自慢するような「景気が良くなった」という言葉は、恐らく日本国民の90%以上は感じていないと思います。日本を代表する大企業225社の平均株価が上がったからといって日本全体の景気が良くなった訳ではありません。
むしろ、事業社数でいうと99%を占める中小企業の犠牲の上に、大企業の好景気が支えられている部分もありますから国民全体から見たら景気が良いと感じる訳がありません。

そんな中、バブル崩壊するとずっと言われて続けてきた中国の成長は止まりません。中国研究家で有名な富坂聰氏は数いる「中国崩壊論」の識者の代表でしたが、昨年「中国がいつまでたっても崩壊しない」という本を出版しました。
これは、事実上の中国崩壊論からの大転換です。
昨年までは、中国崩壊をテーマとした本がビジネス書籍コーナーに山積みされていました。あの中国が成長し続けて日本を追い抜く訳がないという半ば嫌中日本人の願望もあると思われますが、その勢いも今年は少しずつ薄れてくるのではないでしょうか。なぜなら一向に中国の勢いは留まることを知らないからです。中国という国は、私達日本人とは違う次元のところで動いていますので、日本の常識だけで考えても真実が掴めないのではないかと思っています。

このようにいつまでも成長を続ける中国といつまでも衰退劣化が止まらない日本との違いを再度中国へ行って見て感じてきたいと思っています。
少子高齢化やどこまでも続くデフレ経済の波の中、「井の中の蛙」、「文明病」、「平和ボケ」と揶揄される日本において、「建築」と「不動産」という分野で生計を立てている私としては、どのようにすれば人間の幸せにつながっていくのかという視点に立ち、建築部門においては「新築」が減り「リフォーム」が増えていく風潮の中、昨今の新建材だらけのプラモデルのような「新築の家」を日本の気候、風土の中での日本人のための住宅をという原点に戻り、「リフォーム」においては、間取り、構造、設備、内外装を根本的に変える「ミノダのリノベーション」を更に強化して新築とは一味違う建物づくりをしていきたいと思っています。不動産においては「有効活用」や「相続税対策相談室」新規事業立上げを通じて、お客様に対して最良の解決等をご提案していければと思っています。

今年も何卒よろしくお願い申し上げます。



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