もしもに備える「防災住宅」のこと、今こそ考えてみませんか?

近ごろ、地震、豪雨、台風、大雪などの大規模な自然災害が全国で続いています。耐震技術や地盤の事、構造の事を勉強するのは大変なことですが、暮らしながら目に見える部分であれば知識がなくても考えることが出来ます。自然災害は、他人事ではなく、いつでもどこでも起こる可能性があります。
また北朝鮮のミサイルやロシアウクライナ戦争など世界情勢が不安定な現代。「いつも」を暮らしやすくしながら、「もしも」に対応できたら良いですよね。

2024年元旦の能登半島地震では多くの家屋が倒壊し、多くの方が亡くなりました。
亡くなった人の9割以上が家屋の倒壊による圧死だったと言います。
私たちが暮らす地震大国である日本はいつどこで大きな地震などの災害が起こるか解りません。
大切な家族の命を守るために今からできる「減災」をしましょう。
災害から家族を守る家をつくろう。

日本は危機感が足りない?シェルターの必要性

日本でシェルター保有している人は1万人に2人

北朝鮮の弾道ミサイルの打ち上げ、ウクライナ戦争でプーチン大統領が核使用をほのめかしたこともあり、核シェルターの建設についての問い合わせが急増している現代。日本で核シェルターを建設しようと思っても、例えば防爆扉はどのくらいの厚さが必要なのか、換気システムはどうすればいいのか、規格についての指針がありません。日本の核シェルター普及率は0.02%とされるが、これはごくわずかな富裕層が秘密裏に建設したものばかりだといいます。一方で世界に目を向けると、核シェルター普及率はスイスとイスラエルが100%、ノルウェー98%、アメリカ82%、ロシア78%、イギリス67%となっています(日本核シェルター協会による調査、2014年)。
⽇本政府も有事での必要性を認識し、22年12⽉に決めた安全保障関連3⽂書でシェルター整備の⽅針を明記しました。そして23年、シェルター整備の調査に国家予算1.2億円を投じることが決定しました。これからシェルターの必要性が普及されることが予想されます。

家に地下室があるのにうまく活用出来ていない人も多い

当社が施工した事例の地下シェルター

地下室というのは、温度が安定していて、遮音性が高く、耐震性能が高いというメリットがあります。2000年6月の建築基準法の改定により、一定の条件を満たせばLDKや寝室にも使用できるようになりました。この緩和によって、普段は居間や、趣味の部屋、子供部屋、ワインセラーなどの貯蔵庫などで活用しつつ、有事の際にはシェルターとなるといった使い方も可能になったのです。LDKがそのままシェルターになればキッチンなどもついていて安心です。
一方で、2017年より販売されている市販のアメリカ製のシェルターもあります。地下に埋めるためリフォームなどでは後付け出来ませんし、庭に埋めるにしても、広大な敷地が必要です。設置費を含め約1,500万円。もし今から新築で立てる場合には活用できるかもしれません。

リフォームで出来る一部屋シェルター

一部屋だけシェルター仕様にする例

「今の家に地下室を造る」というのは、解体して、地下を掘って…莫大な費用と工期がかかり、現実的ではありません。
そこで1階にある一部屋をシェルターにする”一部屋シェルター”がおすすめです。一部屋のみの施工なので建て替えや全面補強に比べると費用が抑えられます。そして一部屋のみの補強により家全体が補強されるというメリットもあります。また耐震補強などで補助金などがもらえる可能性もあるので(各自治体による)さらに費用が抑えられるかもしれません。
築古物件には無理なのでは?とお考えの方もいるかもしれませんが、木造であれば設置することが可能なので、築年数を問わずに施工することができます。壁や天井、床の中に箱状のシェルターを組み、その上から床板や壁を設置するので、和室から洋室までお好みのデザインのお部屋にすることが出来ます。
このようなリフォームの仕方もあるので、気になる方は是非ご相談ください。

Idea.01

家事の負担も軽減!パントリーの魅力

食料だけでなく日用品や防災グッズもたっぷり収納できる広々パントリー。オープン収納だから全体の量も把握しやすく、備えっぱなしで放置しがちな備蓄品も効率的に使えます。ローリングストックしやすく不足も買いすぎも管理できるのです。
キッチン裏に壁面収納を造作してしまえば、棚を置くことなくスッキリしたキッチンになります。更に、この中に家電から日用品まで入れてしまえば、地震が起きた際にも安心です。


パントリーとして一部屋分取るのは広さが足りなくても、キッチンからリビングの動線上などに造作棚を設置することで使い勝手が数段良くなるのです。オープンにせず扉を付けることで景観も損ないません。
キッチン横に家事スペース兼パントリーがあることで、リビングから見えることなく広々と使用できます。コロナ禍によって「自宅避難」がピックアップされる現在では、備蓄品を置くなどの為のこうした間取りも重要になってくるかもしれません。


Idea.02

地震でも倒れない造作の収納家具

壁や床にしっかり固定されている造作家具なら、転倒のリスクも地震が起きたときも安心。幅に合わせることが出来るので、空間のロスも少なく大容量で備えることができるのです。
ムク材を使った造作家具は見た目も美しくLDKのインテリアにも似合います。造作収納は部屋の雰囲気に合った物を取り付けることで、よりオシャレな家づくりになります。


天井まで壁一面を収納にすることで大容量のモノをしまえ、散らかりがちなLDKをスッキリと整えてくれる。部屋がスッキリしていると避難の際にも何かを踏んだりなどせず、経路が整い安全に行動できるというところもポイントです。
必要なところに必要な収納をしっかり作ることで住み心地はアップします。床に少し空間を持たせることで、掃除をしやすくしたり、防災リュックなどをすぐ取り出せるように出来ます。


Idea.03

回遊できる間取り

連続的に繋がっている間取りは家事動線がスムーズになることがポイントです。毎日の家事が軽減され、ストレスが無くなることで余裕が生まれます。

また家の中が円のように繋がっていることで、家族の気配が伝わります。「キッチンから洗面室へ行こうと思ったら、子供が歯を磨いていた」というような、家族間で顔を合わせることで家の中に居心地の良さが感じられるのです。

災害が起こった際にはどこにいても行き止まりにあたることなく外に出られるという点がポイントです。災害時には、いつも通り家の中を移動できる保証はなく、半壊や家具の転倒によって部屋などへのアクセス経路を断たれてしまうことも想定しましょう。
キッチンは行き止まりになっていることが多いですが、一番火を使う場所でもあり、食器や調理器具などもたくさん置いてある場所です。地震や火事などが起こった時に閉じ込められることなく避難する経路を保てることは重要です。

「行き止まりを極力作らない」ということで災害時だけでなく平常時もメリットがたくさんあるのです。

収納も兼ね備えたアイランドキッチン。アイランドキッチンは行き止まりもなくオシャレで人気が高いスタイルです。
アイランドキッチンにカウンターを付ければ、ちょっとした食事のスペースになり、使い勝手が良くなるのです。


Idea.04

持ち出しやすい玄関土間の収納

急に避難を迫られたときに、すぐに荷物を持ち出せる収納場所として適しているのは玄関付近。広い玄関土間は、もしものときに手が届きやすいので、防災セットや災害時に活躍するアウトドアグッズの収納にぴったり。
玄関に半地下の倉庫を施工した例。防災用品をひとまとめに置いていけば、すぐに取り出すことが出来ます。備蓄倉庫としても使用できます。


造作の下足入れは大容量にすることで、靴だけでなく防災用品もしまう事が出来ます。玄関がごちゃごちゃしていると、いざというときに出遅れてしまうこともあるので、スッキリさせておくことも大事です。
玄関周りに余裕があることで、収納をいくつか種類別に作ることが出来ます。靴、ガーデニング用品、子供のおもちゃ、車用品…防災用品だけでなく様々な物を収納できる広い玄関もメリットがたくさんあります。


Idea.06

2階のセカンドリビングの重要性

最近線状降水帯等による水害が多発しています。床上浸水したときの垂直避難にも効果的に、2階で生活出来る事は重要です。「もしも」に備えて2階にセカンドリビングを持つのが良いでしょう。
読書やゲームをしたりPCを開いたり、いつもは趣味や在宅ワークをする場所としてフレキシブルに活用できる2階のセカンドリビング。自宅避難ではゆったり過ごせる空間が必要です。


こんなかわいいミニキッチンも設置可能です。「いつも」はちょっとコーヒーを飲んで一息つくときに、「もしも」の時は大活用出来るように。
コロナの時のような自宅避難の場合はリモートワークが出来る空間も。普段でも、ちょっとした事務作業や一人時間の読書でも使えます。


小さな工事から難しい条件の大きな工事まで、是非ご相談ください。ライファ立川ならすぐに駆け付けます! ご相談・現場調査・お見積り等、ご契約までは全て無料です。まずはお気軽にご相談ください。

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