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          26平米ある広いLDKは、
          室内には柱を1本しか出さないように太い化粧梁を入れて実現!
					RC造と一部増築歴のある木造の混構造のため、構造的に撤去できない壁が数多くあり、増築部分のプランが思うように出来ず苦労しました。
					実際に壊しに入ると、想像以上の腐蝕が表れ、一部建替えになるのではないかと心配しましたが、土台と柱を交換し筋違いを入れ補強し、無事に「広々リビングのある大型リフォーム」を完了しました。RC造のため、撤去できないコンクリート造の庇や出窓等が多くありましたが、 撤去せずモルタルや合板で囲い、飾り棚として再活用しました。
					現場が進むにつれて、わかること(腐りや雨漏れ等)に、落着いて対応し、欠点を長所にしていくようなそんなリフォームを常に行ないたいと思います。 
      
					
						
							 
              完成した広々LDK
							増築部分のLDK。26平米あるLDKの室内には柱を1本しか出さないように太い化粧梁を使いました。吹き抜けの最上部高は5M以上あるので非常に開放感が感じられる。
						 
            
            
							 
              しっかり補強!
							柱1本で太い化粧柱を支え、かつ既存のRC造住宅へもしっかりボルトで固定されている。
						 
            
            
							 
              キッチンには視線を遮る配慮を
							造作の立上がりの壁は、対面(ダイニング)側からはキッチンのカウンターや手元が見えない高さにし、側面 には傾斜をつけて圧迫感を出さないように配慮した。
						 
            
            
							 
              掃除のしやすいキッチンにする
							油の飛びちりにも配慮して、IHクッキングヒーターを採用。 
              
               
              収納たっぷりのキッチンにする
							食器収納、家電収納共に使いやすくレイアウト。たっぷり入る収納です。
						 
            
            
							 
              広々とした空間に
							柱を1本しか出さないように太い化粧梁を使った吹き抜け部分を見上げる。間接照明の光が効果的だ。
						 
            
            
							 
              リビングと連続する和室
							リフォーム後、リビングから続いているコーナーに和室をレイアウトした。この部屋は、奥様が趣味の琴を演奏するのに使います。扉は防音ドアーとなっています。
						 
            
            
							 
              新たな和室
							2枚建ての引き込み戸にてリビングと仕切る。建具の高さは全て2メートルにしたので下がり壁の高さも小さくなり、すっきりとして見える。掘りごたつを設置しました。
						 
            
            
							 
              ナチュラルな内装
							塗り壁風の壁紙に床の間のアクセントに天然木をあわせ、心地いいナチュラルな部屋にした。
						 
            
            
							 
              造作の玄関収納
							下足入れは、現場で作った造り付けです。天井いっぱいに、たくさん収納出来、浮き上がっている部分には日常的に使う靴を置いて、乾燥させる。
						 
            
            
							 
              印象をすっかり変えた階段
							老朽化した既存の階段でしたが、下地を補強した上で無垢のフローリングを貼りました。壁紙は思い切ってパステルカラーの花柄を採用。暗かった玄関が華やかな室内に変わり来訪者の心を和ませてくれる。
							新築同様の仕上がりに。
						 
            
            
							 
              トイレ
							トイレ、洗面コーナーも明るくすっきりとレイアウト。床の段差も解消し、手摺の設置、入口の開口巾を十分確保する等、安心安全なバリアフリー設計です。
						 
            
            
							 
              ユニットバスに変更
							安心安全なバリアフリー設計のユニットバス。浴槽の跨ぎの高さや手摺の位置、プッシュタイプの水栓金具仕様になりました。
						 
            
            
							 
              脱衣室には洗濯機を優先配置
							浴室を広くとるレイアウトの都合上、脱衣コーナーには、洗濯機と洗面 化粧台のどちらか1つを優先してレイアウト。結果的に洗濯機を設置。
						 
            
            
							 
              外観:バルコニー新設:増築部分を見る
							増築部分は、本体部分に向かって高くなる片流れの屋根にし、高くなった部分は屋根の傾斜に合せて斜め天井になっています。
外観上では、片流れの屋根がバルコニーまで届き、バルコニーに上がると心地よい景色が感じられる。
						 
            
            
							 
              外観:玄関側
							北側には、以前増築された平屋建ての部分がありましたが、玄関が狭く、土台、柱が腐っていた。
							一部建替えになるのではないかと心配しましたが、土台と柱を交換し筋違いを入れ補強しました。今回、玄関を新設し、印象を新たにすると共に安全性も高めました。
						 
      
					 
					
          
          
      		
          
          担当者より
          
          
          
             
          
            お施主様は、「バリアフリーで暖かい家、近くに住んでいらっしゃる息子様ご家族が 気軽に遊びに来られるような広いリビングのある家」を希望され、今回、増築伴うリフォームをおこなうこととなりました。
            
						基本的には内外装を含めて全て私達にお任せいただけましたので、内装材、建具、照明器具、タイル、屋根材もこちらで選ばせていただきました。ご夫妻に気に入っていただけてうれしく思います。
						築45年経過した家でしたので、大型リフォームのこの機会に腐蝕した土台や柱、筋違いを交換しました。
						今後、長く安心して暮らせる家になったのではないでしょうか。 
    
            一級建築士 蓑田 常弘